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【5本のキュウリ】簡単ルール説明!勝ちたくない?逆転の発想が癖になるトリックテイキング《レビュー有》

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「5本のキュウリ」は、北欧生まれの勝ってはいけないトリックテイキングゲームです。
名前からしてインパクト抜群ですが、ゲーム内容もインパクト抜群です

最後のトリックで勝つと、キュウリを受け取ることになります。キュウリは5本までしか持てず、それ以上のキュウリも受け取ると敗北となります。
遊んでみると「いかに負けるか」という独特な感覚にハマること間違いなしです。

今回は、そんな「5本のキュウリ」の魅力を紹介していきます!

定価1980円(税込)
プレイ人数2~5人
プレイ時間約25分
対象年齢8歳以上
発売時期2015年4月
販売元アークライトゲームズ
デザインFriedemann Friese
目次

目次

ゲームの目的

合計7回のトリックを行い、最後の(7回目)のトリックで勝たないようにするのが目的です。

最後のトリックで最も大きい数字を出してしまったプレイヤーは、出したカードに応じて キュウリを受け取り、合計が5本以上になると脱落。
7枚の手札をどう処理し、最後に弱いカードを残すかが勝利のカギになります。

内容物・コンポーネント

  • カード:60枚(1~15各4枚ずつ)
  • キュウリトークン:30枚

スリーブサイズ

  • カードサイズ:56mm×87mm(ボードゲームサイズ)
  • 枚数:60枚

ゲームの準備

STEP
キュウリトークン

キュウリトークンを机の中央に置きます。

STEP
カードを配る

60枚のカードをシャッフルし、各プレイヤーに7枚ずつ配ります。余ったカードはこのラウンドでは使用しません。

STEP
スタートプレイヤーを決める

最も若いプレイヤーからとありますが、適当な方法でスタートプレイヤーを決めても構いません。

ゲームの進行

トリックテイキングとは?

トリックテイキングとは、「全員が順番にカードを出していき、ルールに基づいたカードの強弱で勝敗を決めるミニゲームを繰り返し行う」ことです。

簡単に言うと、「順番にカードを出して、どのカードが一番強くて、どのカードが一番弱いかを決める」ということで、それを何度か行います。

① トリック(1回の勝負)

プレイヤーが順番にカードを1枚ずつ出し、最も強いカードを出した人がそのトリックを獲得(勝利)します。

② スート(色や柄)

最初に出されたカードの色や柄(赤、青、緑、黄色など)を「スート」と呼びます。トランプの場合は、柄が4つあるので4スートという事になります。

最初に出されたカードのスートを「リードスート」と呼び、多くのゲームでは プレイヤーは可能ならそのスートのカードを出さなければいけません。これを「マストフォロー」といいます。

赤色のカードが「リードスート」だとして、自分の手札に赤色のカードが無ければ、他の色のカードを出すことができます。これを「ディスカード」するといいます。

③ 切り札

ゲームによっては、特別に強いスートが決められているものがあり、それを 「切り札」 と呼びます。

「ディスカード」すると大抵は負けになりますが、「切り札」はリードスートより強い扱いなので、トリックに勝ちやすくなります。

④ 勝敗の決まり方

一般的には以下のルールで勝敗が決まります:

  • 「切り札」がない場合:「リードスート」の中で最も強い数字 を出した人が勝利
  • 「切り札」が出ている場合:「切り札」の中で最も強い数字が勝利
  • 「切り札」が複数ある場合:最も強い「切り札」の中で最も強い数字が勝利

「5本のキュウリ」では、スート(色や柄)や切り札はありません。数字の大きさがそのままカードの強さになります。

STEP
カードを出す

スタートプレイヤーから時計回りに1枚ずつカードを出していきます。トリックで最初に出すカードは、どのカードでも構いません。

それ以降のプレイヤーは以下のルールに従ってカードを出さなくてはいけません。

  1. そのトリックで出ているカードの中で最も数字が大きいもの以上の数字カード(同数含む)を出す。
  2. 手札にある最も小さい数字のカードを出す。
STEP
トリックの勝者

トリックで最も大きい数字カードを出したプレイヤーが、そのトリックの勝者となります。同数が出ている場合は、より後にカードを出した人がそのトリックに勝利します。

次のトリックでは、前のトリックの勝者からカードを出していきます。すでに脱落している場合は、その左隣のプレイヤーからカードを出していきます。

STEP
ラウンドの終了

全員が手札7枚を出し切ったらラウンド終了です。最後(7回目)のトリックの勝者は、カードに書かれている個数分のキュウリトークンを受け取ります。

※最後のトリックで1人以上のプレイヤーが「1」のカードを出していた場合、そのトリックで獲得するキュウリトークンの個数が2倍になります。

STEP
ゲームの終了

キュウリトークンが6個以上になったプレイヤーは「お漬物」と呼ばれ、ゲームから脱落します。

こうして最後の1人になるまでラウンドを繰り返し、最後の1人がゲームの勝者となります。

ゲームのコツ

強いカードは早めに処理する

13.14.15などのカードはトリックに勝つ上で非常に重要なカードですが、終盤まで残してしまうと大量のキュウリトークンを貰ってしまします。
序盤から中盤で使い切るように意識してプレイすることが大切です。

相手にカードを出させることを意識する。

相手の最小の数字や、最大の数字を出させるようにカードを出して、消耗させておきましょう。

レビュー

おすすめポイント
  • 「スート」と「切り札」がないので、入門トリックテイキングとしてオススメ。
  • 箱が小さいので、旅行などの持ち運びに最適。
  • 勝ってはいけないという斬新なルールが新鮮で楽しい。
  • 数字カードを出すだけなのに、タイミングや駆け引きが重要で遊び応えがある。
  • プレイ人数が2〜6人と幅広く、1ゲーム10〜15分程度でサクッと遊べる。
気になる点
  • 手札によってはどう頑張っても勝てないパターンがある。人数が少ないときは運要素が顕著に出やすい。
  • 負け抜け方式なので、先に脱落した人が暇になる。

まとめ・感想

「5本のキュウリ」は、 シンプルなのに読み合いの深さがクセになる、非常にバランスの良いトリックテイキングゲームです。

“勝つことが負けになる”という独特のゲーム性があり、初心者でも盛り上がる一方、経験者同士でも駆け引きが白熱します。
手札7枚をどう使い切るかというジレンマ、最後の1トリックに向けていかに危険カードを捨てられるかという戦略性、そして何より緊張感と笑いが同居するゲーム性が魅力です。

トリックテイキングの入門として非常に良い作品なので、是非遊んでみてください。

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