あいうえバトルは、あの「はぁっていうゲーム」で有名な米光一成作のゲームです。
2020年5月発売の初版、2021年12月発売の第二版を経て、2024年の3月にコンパクトで低価格になったものが幻冬舎から発売されています。
ただの文字当てゲームかと思いきや、繰り広げられるのは心理戦×直感×ワードセンスのぶつかり合い。
今回は、そんな「あいうえバトル」の魅力を紹介していきます!
定価 | 2310円(税込) |
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プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 約15分 |
対象年齢 | 6歳以上 |
発売時期 | 2024年3月 |
販売元 | 幻冬舎 |
デザイン | 米光一成 |
ゲームの目的
各プレイヤーは、お題に沿ったワードをちょっかんくんに書き込みます。その後、順番にひらがなを使って攻撃していき、相手のワードを当てていきます。
こうして最後まで生き残った人が勝者となります。

内容物(コンポーネント)
- ちょっかんくん:40枚(各色1枚予備)
- ボード:1枚(両面仕様※裏面はアルファベット)
- ホワイトボードマーカー:5本

ゲームの準備
ボードを広げて中心に置き、各プレイヤーはちょっかんくんを7枚とホワイトボードマーカーを1つを受け取ります。
※各色1枚は予備です

自由にお題を決めます。「食べ物」「好きなアニメ」など全員が想像しやすいお題にするのがオススメです。
お題が決まったら、それに沿って自分のワードをちょっかんくんに書きます。

お題を決めたら、他のプレイヤーに見えないように組み立てて並べます。
適当な方法でスタートプレイヤーを決めます。
ゲームの進行
スタートプレイヤーは、ボード上の文字1つに斜線を引き、その文字を宣言します。
少しずつ相手のワードがわかってくるので、予想をしながら攻撃してみましょう。

- 宣言した文字が自分のワードに含まれている場合も公開する必要があります。終盤になれば仕方ない場合もありますが、序盤は自分の文字が公開されないように気を付けましょう。
- 相手のワードが分かっても口に出してはいけません。必ず一文字づつ攻撃して下さい。
各プレイヤーは、宣言された文字が自分のワードに含まれている場合、その文字をすべて公開しなければいけません。
①攻撃成功
誰かのワードの中にその文字が含まれていた場合、もう一度だけ続けて文字を宣言することができます。
※自爆した場合も連続攻撃が可能です

②攻撃失敗
宣言した文字が誰のワードにも含まれていなければ失敗となり、時計回りで次のプレイヤーが攻撃する番になります。

STEP2〜3を時計回り順に繰り返し、すべての文字が公開された人から脱落していきます。
最後まですべての文字が公開されることなく残ったプレイヤーが勝利です。


ゲームのコツ
常識的な言葉は相手に推測されやすいため、少しひねったワード選定が有効です。
また、濁点や小文字を多くいれたり、あえて2.3文字のワードにするのも効果的です。
使用頻度の高い「あ」「い」「う」「ん」などから攻めると情報を得やすいです。
レビュー
- よりコンパクトになり、持ち運びがしやすい。値段も安価。
- 徐々に見えていくひらがなから、様々な言葉を予想するのが楽しい。
- 自分たちで好きにお題を決めていいので、遊び方が無限大。
- あえて文字数を少なくしたり、濁点や小文字を多くしたりと、意外と戦略的要素もある。
- 語彙力・論理的思考・観察力のトレーニングになり、教育的要素がある。
- 小学生以上くらいの年齢なら誰でも簡単に遊べる。
- 元のあいうえバトルと比べ、「プレイ人数が最大6→5人に」「ちょっかんくんの質感がイマイチ」と劣る部分がある。
- 知らないワードにしてしまうとゲームにならない事がある。
- マーカーの消耗。
まとめ・感想
「あいうえバトル」は、言葉のセンス・発想力・推理力を掛け合わせて楽しむ、新感覚のワードゲームです。
ルールは驚くほどシンプルなのに、プレイ中は頭をフル回転!「あの人、こんな言葉を選ぶの!?」と驚いたり、「読まれてた〜!」と笑い合ったり、プレイヤー同士の関係性を深めてくれる一作です。
子どもと遊ぶもよし、大人だけでガチ読み合いをするもよし。1家に1つ、用意しておきたい言葉系パーティーゲームの新定番です。
是非遊んでみてください。
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