「またバンディドが逃げようとしてるぞ!」
小さな箱から広がる脱走劇。「バンディド」は、プレイヤー全員で協力し、逃亡を企てる囚人「バンディド」の地下道をふさぐカードゲームです。
一見シンプルながら、道が道を呼び、思わぬ展開にハラハラドキドキ。
今回は、そんな「バンディド」の魅力を紹介していきます!
定価 | 1980円(税込) |
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プレイ人数 | 1〜4人 |
プレイ時間 | 10分〜15分 |
対象年齢 | 6歳以上 |
発売時期 | 2019年6月 |
販売元 | すごろくや |
イラスト | Lucas Guidet Perez |
ゲームの目的
プレイヤー全員が協力して、脱獄を狙う囚人「バンディド」の脱出経路を全て塞ぐことが目的です。
手番ごとにカードを1枚ずつ配置し、地下道をつなげていきながら、すべての出口をふさげば勝利。誰かひとりでも脱出口をふさげないままカードが尽きてしまうと、バンディドの脱走成功=プレイヤーの敗北です。

内容物(コンポーネント)
- 道カード:69枚
- 牢屋カード:1枚(裏表)

ゲームの準備
牢屋カードをテーブルの中央に置きます。牢屋カードには、やさしい面(出口5つ)と通常面(出口6つ)があり、どちらを使用しても構いません。

※カードを置いていくと盤面がどんどん広がっていくので、なるべく広いテーブル等がオススメです。
山札をシャッフルし、各プレイヤーに3枚ずつカードを配ります。余ったカードは、補充用として取りやすい場所に置いておきます。
公式では、一番歳が下の人がスタートプレイヤーとなっていますが、じゃんけんなどの適当な方法で決めても構いません。
ゲームの進行
スタートプレイヤーは、3枚の手札から道カードを1枚選び、道がつながるように配置します。
道カードを1枚出したら、山札から道カードを1枚補充します。出せるカードがない場合は、手札3枚を山札の下に戻し、再度手札が3枚になるように引きます。
この流れを時計回りで繰り返します。

道カードを出す際に、相談をしてもいいですが、具体的なカードを言ったり、直接手札を見せることは禁止です。
「ここに置きたい」「ここには置けない」等であれば、自由にコミュニケーションをとっても大丈夫です。
※道カードは、好きな方向で置くことができますが、どこかの道が繋がらないようには置けません。


全ての出入り口を塞ぐことが出来れば、プレイヤーの勝利です。一方で、山札が尽き、全員の手札を出し尽くしても全ての出入り口を塞ぐことができない場合は、バンディドは脱走し全員負けです。


カードを配置して囲っても道を塞いだことにはならず、カードを置けないことが判明した場合も負けです。


ゲームのコツ
袋小路のカードは出口をふさぐ最強の味方。温存しながらタイミングを見て出しましょう。
「バンディド」は、協力ゲームなので出したいカードの方向や意図を話し合いましょう。ただし、カードそのものを見せたり、教えたりするのはNG。
ざっくりでいいですが、全体的にどのカードが何枚くらいあるかを把握しておくことで、有利に進めることができます。
レビュー
- 優しい面でも案外難しく、協力してクリアした時に達成感がある。
- ルール説明が簡単で、数十秒程度ですぐにゲームを始めることができる。
- ボードゲーム慣れしてない人に勧めても確実に面白いと言ってもらえた。簡単、適度な悩ましさ、協力という点で万人受けするのだと思う。
- 失敗しても「もう一回やろう」となってしまうくらい中毒性がある。
- 本来「ここに出したい」程度の意思表示は可能だが、コミュニケーションを全く禁止にすることで難易度の調整が出来る。
- 毎回違った地形が展開されるため、リプレイ性が高い。
- コンパクトで持ち運びしやすい。
- 道カードを置いていくと、どんどん盤面が広がっていくので大きなテーブルが必要。また、どの方向に広がっていくかもわからない為、しばしばカードを動かさなければいけない時がある。
- 運次第で、一瞬で終わったり、かなり難しくなったりする。
まとめ・感想
「バンディド」は、誰とでもすぐに遊べるルールと、協力の楽しさが魅力のボードゲームです。
協力ゲームの入門としても非常におすすめで、手軽だけど奥が深い、そんなゲームを探しているひとにはぴったりの作品です。
私自身、ちょっとした時間や重ゲーの間に挟んだりして遊ぶ機会が多いゲームの一つです。
是非遊んでみてください。
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