itoシリーズといえば、累計販売部数30万部を突破している大人気ボードゲームです。ボードゲームをあまり知らない人でも聞いたことがある人は多いんじゃないでしょうか。
「今行ったのって30、いや50くらい?」といった感覚のズレを楽しめるのが、itoシリーズの醍醐味です。
今回は、そんな「itoクラシック」の魅力を紹介していきます!
ito | itoレインボー | itoクラシック | |
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定価 | 2200円(税込) | 2200円(税込) | 2200円(税込) |
プレイ人数 | 2〜10人 | 2~14人 | 2~8人 |
プレイ時間 | 約30分 | 約5分~15分 | 約10分 |
対象年齢 | 8歳以上 | 8〜99歳 | 8歳以上 |
発売時期 | 2019年8月 | 2022年12月 | 2024年3月 |
販売元 | アークライトゲームズ | アークライトゲームズ | アークライトゲームズ |
デザイン | 326(ナカムラミツル) | 326(ナカムラミツル) | 326(ナカムラミツル) |
ゲームの目的
プレイヤー全員が協力して、各自の持つカード(1〜100の数字)を、小さい順に出していくことを目指します。ただし、数字を直接言ってはいけません!
お題に沿った“たとえ”や“イメージ”を使って、感覚で数字の大小を伝え合い、チーム全体でミッションクリアを目指します。

内容物(コンポーネント)
- 数字カード:100枚
- ゼロカード:1枚
- お題シート:1枚
- お題マーカー:1枚
- キューブ:2個×8色

スリーブサイズ
- カードサイズ:56mm×87mm(ボードゲームサイズ)
- 枚数:101枚
ゲームの準備
各プレイヤーは、好きな色のキューブ2つを受け取ります。
100枚のカードをよく混ぜ、各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
お題シートとお題マーカーをテーブルの中央に置き、0カードを端に並べておきます。

ゲームの進行
山札を1枚めくり、お題シートの対応するエリア5問の中から、全員が分かりやすいお題を一つ決め、お題マーカーを置きます。

このゲームに順番はありません。
お題に沿ったたとえを思いついた人から、順不同でカードを裏向きで出していきます。
話し合いの際、具体的な数字が分かるように喋ると、難易度が下がり楽しくなくなる可能性があります。「自分の持っているカードは50以下」「ちょうど間くらいの数字」など具体的なヒントになる会話は避けましょう。

自分の出したカードには、分かりやすいように自分の色のキューブを置いておきます。そして、全員のたとえを比べ小さいと思う順に、0カードの横にカードを並べ替えます。

全員のカードを小さい順番に並べれたと思ったら「完成」を宣言し、判定に移ります。0カードの横のカードから順番に表にしていき、全てのカードが小さい順番に並んでいたら見事成功です。

レベルアップ(高難易度に挑戦)
簡単だと思った人は、レベルアップルールで遊んでみて下さい!
1度成功したら、次のゲームでは誰か一人に2枚のカードを配ります。以降、成功するたびにカードを2枚配る人を一人ずつ増やしていきます。
全員2枚でも全員成功したら、3枚、4枚とどんどん難易度を上げても問題ありません。
ゲームのコツ
数字をそのまま言わず、お題に沿って「弱め」「中くらい」「超激辛」など、幅を持たせた表現を意識しましょう。
難しい言い回しよりも、自然な例えの方が通じやすいことも多いです。
話題になりやすいジャンル(例:食べ物、アニメなど)を選ぶと盛り上がりやすいです。
レビュー
- かなり王道なゲームで知っている人も多く、万人受けしやすい。
- シリーズ化されており、自分の好みに合わせて好きなシリーズを選択できる。
- 協力型のゲームなので、ギクシャクする心配がない。
- 年齢を問わずに幅広く遊ぶことができる。
- 自然とコミュニケーションを取るので、初対面の人と遊んでも盛り上がる。
- お題シート以外にも、自分たちでお題を考えることができるので、遊び方が無限。
- ルールがシンプルでわかりやすい。
- コンパクトで持ち運びがしやすい。
- ゲームの性質上、人数が少なければ面白さが半減。最低でも4人以上がオススメ。
- 付属しているお題が一部分かりにくい。
- 人によって難易度がブレやすい。感覚が近い人とでないと噛み合わず、意図が伝わらない場面も。
まとめ・感想
「ito クラシック」は、数字と感覚を言葉でつなぐ、コミュニケーションゲームです。
言葉で温度感や感覚を伝え合い、みんなで成功を目指す過程には笑い、驚き、感動、達成感が詰まっています。まさに「心を一つにする」体験ができるボードゲームです。
仲のいいグループでも、初めての顔合わせでも、間違いなく盛り上がる作品です。
是非遊んでみてください。
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