「確実なヒントを出したい…。でも他の人と被ったらどうしよう。」
言葉のセンスとチームワークが試される協力型ワードゲーム「ジャスト・ワン」が新版になって帰ってきました!
お題の言葉を「ヒント」で当てるだけというシンプルなルールながら、プレイヤーたちの発想がかぶった瞬間にヒントが消えるスリルがたまりません。
ルールは、そのままにお題の単語550が一新され、イーゼルがカラフルになっています。
今回は、そんな「ジャストワン」の魅力を紹介していきます!
| 定価 | 3850円(税込) |
|---|---|
| プレイ人数 | 3~7人 |
| プレイ時間 | 約20分 |
| 対象年齢 | 8歳以上 |
| 発売時期 | 2025年8月29日 |
| 販売元 | アークライトゲームズ |
| デザイン | Ludovic Roudy Bruno Sautter |
旧版からの変更点
- お題の単語550が一新。
- フェルトペンから鉛筆に変更。
- 1色だったイーゼルがカラフルに変更。


ゲームの目的
全員で協力して、13個あるお題の内できるだけ多くのお題を正解することを目指します。
お題カードの言葉を1人が当て役となって答え、他の全員が「ヒント」を出します。ただし、同じヒントが被るとそのヒントは消えてしまいます。
発想を少しずらしながらも伝わる言葉を考える“ちょうどよさ”が勝利の鍵です。

内容物・コンポーネント
- お題カード:110枚
- イーゼル:7個
- 鉛筆:7本
- 布:7枚

スリーブサイズ
- カードサイズ:63mm×88mm(スタンダードサイズ)
- 枚数:110枚
ゲームの準備
各プレイヤーにイーゼル1個と、同じ色の鉛筆と布を配ります。

お題カードの中からランダムに13枚のカードを抜きだし、裏向きでテーブルの真ん中に配置します。

じゃんけんなどの適当な方法で最初の回答者を決めます。
ゲームの進行
回答者は山札の1番上のカードの表面を見ずに、自分以外の全員がカードを確認できるようにイーゼルに置きます。

次に1~5の数字の中から適当に1つ選んで他のプレイヤーに伝えます。その番号に対応する言葉がこのラウンドの秘密の言葉です。

回答者以外のプレイヤーは、他のプレイヤーに見られないように自分のイーゼルに1単語でヒントを書きます。ヒントの書き方は、以下のルールに沿っている必要があります。
- 「水」を「water」など他国語に書き換える。
- 秘密の言葉と同じ系統の言葉(「王様」と「王子」など)
- 「黒い液体」や「黄色い食べ物」などの造語
- 秘密の言葉と同音異義語(「春」と「貼る」など)

全員がヒントを書き終わったら、回答者は目を閉じます。回答者以外のプレイヤーは、書いたヒントを公開してヒントを見比べます。
同じヒント(似ているヒントを含む)を書いていたり、無効なヒントを書いていた場合、そのヒントを伏せておいてください。

※全てのヒントが無効になってしまった場合は、カードを捨て次のラウンドに進んでください。
全員のヒントを見比べたら回答者は目を開け、残っているヒントを確認します。そして、残ったヒントから秘密の言葉を推測します。

- 秘密の言葉を当てた
-
このラウンドは勝利です。イーゼルのカードを表向きのまま「成功の山」として脇に置いておきます。
- スキップ
-
スキップを選んだ場合、そのラウンドは敗北します。イーゼルのカードを箱にしまいます。
- 秘密の言葉を当てられなかった
-
ペナルティが発生します。イーゼルのカードと山札の1番上のカードを箱にしまいます。
回答が終わったら、ラウンドが終了します。各自イーゼルを回収し、左隣のプレイヤーが新しい回答者になって次のラウンドを始めます。
山札のカードがなくなったらゲーム終了です。「成功の山」の枚数がそのまま得点になります。

| ポイント | 芸術的印象 |
|---|---|
| 0~3 | あらら…何が起こったの? |
| 4~6 | 悪くない。でも、もっといい評価が取れるはず。 |
| 7~8 | 平均的。いい得点です、もう1ゲーム試してみよう |
| 9~10 | まぁまぁ優秀。栄光への第一歩かも? |
| 11 | とても優秀!この得点は誇れるよ! |
| 12 | すごい!もうちょっとでチャンピオン! |
| 13 | 信じられない!パーフェクトです! |
3~4人用ルール
大まかなルールは同じですが、以下の変更点があります。
- 回答者以外の各プレイヤーは、イーゼルを2つ受け取ります。
- ヒントを書くときは、2つのイーゼルにそれぞれヒントを書きます。
ゲームのコツ
当て役が連想しやすいけれど、他の人が書きそうなワードは避けましょう。
知識や趣味、年齢によって分かる単語が違うので、相手に合わせたヒントが重要。
他の人が「近すぎるヒント」を出さないこと読みで、敢えてド直球のヒントを出すのも一つです。
レビュー
- 初めてでも1分で理解できる簡単さ。説明が楽で、すぐ盛り上がれる。
- ヒントがかぶって全部消えた時の絶望感と爆笑はこのゲームの醍醐味。
- 全員で正解数を伸ばすため、自然と会話や一体感が生まれる。
- 子どもから大人まで、語彙力よりも発想力が試されるため年齢差を超えて遊べる。
- カード110枚、550種類のワードの中からランダムに13種類選ばれるので、何度でも遊べる。
- 飲み会や旅行、友人や親戚の集まりなど活躍の場が多い。
- ペンになったことでイーゼルが汚れにくくなったが、ペンを削る手間がある。
- 一部のワードにかなり難しいものがある。
まとめ・感想
「ジャスト・ワン」は、シンプルなルールの中に「人の考えを読む」「少しずらす」という深い駆け引きが詰まった名作です。
ちょっとした息抜きにも最適で、1回遊ぶと必ず「もう1回!」と言いたくなる面白さです。
私も初めてボードゲームカフェで遊んだときは、ちょっとした息抜きのつもりが何回も遊んでしまいました。
単純だけど奥深く、盛り上がりどころも多いので、家族・友人・初対面の人など、どんなシーンでも活躍します。
是非遊んでみてください。


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