「大富豪なのに手札の並び替えが禁止!?」
「ナナトリドリ」は、配られた手札の順番を変えられないけど一気に出し切りたい、というジレンマがあり、常に判断力を求められるゲームです。
大富豪系のバトルの爽快感と、鳥たちの愛らしさが見事に融合した作品です。
今回は、そんな「ナナトリドリ」の魅力を紹介していきます!
定価 | 2200円(税込) |
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プレイ人数 | 2〜6人 |
プレイ時間 | 10〜20分 |
対象年齢 | 6〜99歳 |
発売時期 | 2022年 |
販売元 | アークライトゲームズ |
ゲームジャンル | カードゲーム |
デザイン | TOSHIKI ARAO(Ateam) |
ゲームの目的
プレイヤーは鳥のガイドとして、自分の手札をいち早く出し切ることを目指します。
最初にすべての手札を出した人から上がりとなり、最後まで残った1人がペナルティを受けます。ゲームを通して脱落者を減らし、最後まで生き残ったプレイヤーが勝者となります。

内容物(コンポーネント)
- 数字カード:63枚(1〜7が各9枚)
- サマリーカード:6枚
- ペンギンコマ:2個×6色

スリーブサイズ
- カードサイズ:57mm×89mm(アメリカンサイズ)
- 枚数:69枚
ゲームの準備
数字カードをシャッフルし、各プレイヤーに8枚ずつカードを配ります。
余ったカードはまとめて置いておき、その隣にカードを出す場所と捨てる場所を確保します。
※配られた手札の順番を入れ替えてはいけません

各プレイヤーはペンギンコマを2個ずつ受け取ります。使わないコマは避けておきます。
これは自分のライフで、敗北するたびに1つ減らします。
ゲームのルールを簡単に書いたサマリーカードを各プレイヤーに配ります。ゲームに慣れている場合は必要ありません。

公式ルールでは、最近取鳥を見た人がスタートプレイヤーとなっていますが、じゃんけんなどの適当な方法で決めても構いません。
ゲームの進行
スタートプレイヤーは、手札から数字カードを出します。同じ数字が複数隣り合っている場合、同時に出すことができます。

①手札から数字カードを出す
- 場にカードがないときは、好きなカードを出せる
- 「隣り合っている同じ数字カード」は何枚でもまとめて出せる

- 数字が大きいほど強い(1<7)
- 数字に関わらず、枚数が多いほど強い

カードを出した際に、直前に場に出ていたカードを手札に加えることができます。手札に加える場合は、そののカードを全て自分の手札の好きな位置に差し込むことができます。

手札に加えない場合はそのカードを捨て札にします。
※捨て札はいつでも確認することができます
②パスする
カードが出せない、出したくない場合はパスすることができます。パスする場合は、山札からカードを1枚引き、手札の好きな場所に差し込むか、捨て札とします。

カードを出すか、パスをしたら次のプレイヤーの番になります。
自分の出したカードに全員がパスをした場合、そのカードは捨て札となり、カードを出したプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
STEP1〜3を繰り返し、先に手札が0枚になった人から抜けていきます。最後の一人になるまで続行し、最後のプレイヤーはペンギンコマ一つを失います。
こうしてペンギンコマが先になくなったプレイヤーが敗北です。
2人専用ルール
- 最初に配られる手札が8枚ではなく11枚になります。
- 手札とは別にカードを2枚受取り、自分の前に表向きで置いておきます。

パスをした時に、山札からカードを1枚引く代わりに、自分の前に表向きで置いてある2枚のカードから1枚を選び、手札に加えるか捨てるか選びます。
※それぞれの処理は基本のゲームと同じです。

パスをした時に、自分の前のカードが1枚も無ければそのプレイヤーは敗北します。2人専用ルールでは、2回までしかパスできません。
カードを出す際に、自分の前に置いたカードを加えて出すことができます。数字が同じカードに限りますが、数字が同じであれば1枚でも2枚でも同時に出すことができます。

カードは強くなりますが、パスできる回数が減るので、慎重に考えて使いましょう。
※前に置いたカードは手札ではないので、使い切らなくても大丈夫です
ゲームのコツ
ナナトリドリはカードの枚数が強さに直結するので、同じ種類のカードを持っている時は、基本回収がおすすめです。
手札に残りそうなカードは極力回収を控えて、うまくカードを出し切りましょう。
無理に勝とうとすると、最終的に弱いカードばかりが手札に残りがちになるので、パスでいったん様子を見ることも大事です。
ほとんどの場合、初めはばらばらに手札が並んでいると思います。
最終的にどういう上がり方をしたいか、どのカードを出したいか、あらかじめ考えておきましょう。
レビュー
- 大富豪に似たルールで、大富豪好きはハマる。
- 数字が弱くても、全然勝てる可能性がある。
- 手札の並び替えルールが斬新で楽しい。
- 2人プレイ用の特別ルールが有り、2人でも十分に楽しむことができる。
- どんどん手札が強くなっていくのが快感。
- カードの絵柄と木ゴマが可愛い。
- 回収と出し切りのジレンマがあり、意外と悩ましく楽しい。
- 同じカードが何枚も並んでいると強いため、初期手札の運は強め。
- 並べ替え禁止のルールに慣れるまでは、度々ミスしてしまう。
まとめ・感想
「ナナトリドリ」は、ルールはシンプルながらも、「手札の並び替え禁止」や「カードの回収戦略」など独自の要素で、奥深い駆け引きが楽しめるカードゲームです。
かわいらしい見た目からは考えられないほど、しっかりしたゲーム性があります。
2~6人という幅広い人数でテンポよく遊べるので、ついついちょっとした時間に遊んでしまいます。
誰と遊んでも程よく盛り上がり、1ゲームもすぐに終わるので、我が家では出番が多いゲームです。
大富豪系のゲームが好きな方は、是非遊んでみてください。
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