「カラフルなペンギンたちを整列させて、いざパーティーへ!」
2008年発売のライナー・クニツィアの作品「ペンギンパーティー」のリメイク版で、簡単なルールながらもジレンマと駆け引きが味わえる大人も夢中になる一作!
今回は、そんな「ペンギンパーティ」の魅力を紹介していきます!
定価 | 1870円(税込) |
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プレイ人数 | 2〜6人 |
プレイ時間 | 約15分 |
対象年齢 | 6歳〜 |
発売時期 | 2024年2月 |
販売元 | ニューゲームズオーダー |
ゲームジャンル | カードゲーム |
デザイン | Reiner Knizia |
ゲームの目的
自分の手札のペンギンカードを配置ルールに従ってできるだけ場に出し、カードを残さずにラウンドを終えることが目的です。
カードを出せなかった場合は、シャチチップを受取り、ゲーム終了時にシャチチップが一番少ないプレイヤーが勝利となります。

内容物(コンポーネント)
- ペンギンカード:36枚(緑×8、黄×7、赤×7、紫×7、青×7)
- チャチチップ:36枚(1ポイント[黄]×24枚、5ポイント[赤]×12枚)

スリーブサイズ
- カードサイズ:58mm×89mm(アメリカンサイズ)
- 枚数:36枚
ゲームの準備
ペンギンカード36枚をよく混ぜ、全員に同じ枚数配ります。
※5人で遊ぶ場合に限りカードが1枚余るので、ピラミッドの8段目の1枚目のカードとして表向きで置いておきます
シャチチップをまとめて置いておき、ここから受け取ったり戻したりします。

適当な方法でスタートプレイヤーを決めます。人数分繰り返すので、全員が一度スタートプレイヤーになります。
ゲームの進行
手番の人から時計回りにカードを出していき、8段のピラミッドを作っていきます。

1枚目のカードを置いたら、次のプレイヤーからは以下のルールを守ってカードを置いていきます。
- 一番下の段にカードを置く場合
-
段の左端か右端にカードを置くことができます。どの色のカードでも置くことができます。
- 2段目以降にカードを置く場合
-
すぐ下の段の2枚のカードの中心に置くことができます。この時、下の段のどちらかの色と同じカードしか置けません。
どちらか片方しかカードがない場合は、置くことができません。
カードが出せなくなった人から脱落し、余った手札の枚数に等しい数のシャチチップを受取ります。
※全てのカードを出し終えたプレイヤーは(持っていれば)シャチチップを2点分返すことができます

全員が脱落するか、手札を出し切ったら1ラウンドが終了です。
左隣の人がスタートプレイヤーとなり、もう一度同じ流れでゲームを行います。
参加人数と同じ回数ラウンドを行ったら終了となり、最もシャチチップが少ないプレイヤーの勝利です。
シャチチップが同じ枚数の場合、引き分けですが、勝敗がつくまで行っても大丈夫です。

2人専用ルール
- 36枚のカードを良く混ぜ、各自に14枚づつ配ります。残りのカードを使用しません。
- ピラミッドは8段ではなく、7段となります。
その他のルールに変更はありません。
ゲームのコツ
後々の選択肢を狭めないためにも、できるだけ複数の色を残す配置をしましょう。
同じ色のカードを複数枚持っている場合は、並べて置くことで、その上の段に確実に同じ色のカードを出すことができます。
出せなくなる色を予想して、早めに出し切りましょう。また、多く抱えている色は安全地帯を作って出せるようにしておきましょう。
特定の色を出せなくして、相手の大量失点を狙うのもありです。
レビュー
- 説明書にペンギンの説明があり、作者のこだわりが感じられる。
- 「カードが残った分のシャチチップを受取りマイナス点になる」という減点方式が、ペンギンの捕食を見事に再現している。
- 手札次第で最後まで置けるように考える必要があり、相手の置きたい場所を見極めるなど戦略性がある。
- いずれかの色が無くなりそうなときのヒヤヒヤ感と、盛り上がりが楽しい。
- 最後までピラミッドが完成すると、一致団結して達成した感じがあり協力ゲーム的な要素がある。そもそも手札を出し切るのが難しいので、一人が出し切るだけでも達成感がある。
- ルールがシンプルでわかりやすく、イラストが可愛い。
- ピラミッドがかなりでかいため、大きなテーブルが必要。
- 2人プレイには非対応。
- 配られた手札の運要素が強め。特定の色が偏ると不利になりやすい。
まとめ・感想
「ペンギンパーティ」は、見た目・ルール・テンポの良さという三拍子そろった、非常にバランスの良いカードゲームです。
とっつきやすいルールの中に、色の選択や妨害要素など、軽いながらも悩ましい戦略性が詰まっています。シャチチップをもらわないように慎重にカードを出す緊張感と、ピラミッドが完成していく過程は、かなり盛り上がります。
誰でも簡単に遊べるのに、毎回違った展開になるためリプレイ性も高く、家族や友人、ボードゲーム初心者とのプレイにも最適です。
是非遊んでみてください。
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