「何度でも遊べる真剣衰弱!」
「ナナ」は、一見シンプルな神経衰弱のようですが、読み合い・戦略・チャレンジのスリルが詰まった、記憶×運×度胸のカードゲームです。
3枚1組の同じ数字を集めるだけと思いきや、最後には「7」が勝負を決める!?
今回は、そんな「ナナ」の魅力を紹介していきます!
定価 | 1980円(税込) |
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プレイ人数 | 2〜5人 |
プレイ時間 | 約15〜30分 |
対象年齢 | 6歳以上 |
発売時期 | 2021年秋 |
販売元 | mob+ |
デザイン | 宮野華也 |
イラスト | 別府さい |
ゲームの目的
手札や場札から同じ数字のカード3枚を揃える「チャレンジ」に成功し、以下のいずれかの勝利条件を達成することを目指します。
- チャレンジに3回成功する
- チャレンジに2回成功し、足し引きで数字が「7」になる2つのスリーカードを揃える
- 「7」のカードでスリーカードを完成させる(7チャレンジ成功)

内容物(コンポーネント)
- 数字カード:36枚(1〜12各3枚ずつ)
- サマリー:2枚(日本語/英語各1枚ずつ)


スリーブサイズ
- カードサイズ:58mm×89mm(アメリカンサイズ)
- 枚数:36枚(サマリー含まず)
ゲームの準備
プレイ人数に合わせて使用するカードを全てシャッフルし、必要枚数を場札並べた後、残りのカードを各プレイヤーに均等に配ります。
プレイ人数 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 |
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使わないカード | 11,12 | 12 | なし | なし |
カードの枚数 | 30枚 | 33枚 | 36枚 | 36枚 |
配る手札 | 10枚 | 8枚 | 7枚 | 6枚 |
場札の枚数 | 10枚 | 9枚 | 8枚 | 6枚 |

手札を受け取ったら、カードの数字が順番になるように並び替えてください。

※このゲームでは、最大・最小の数字からしかカードを出せないので、必ず並び替えてください。
最近ラッキーなことがあった人がスタートプレイヤーとなります。それ以外の適当な方法で決めても問題ありません。
ゲームの進行
プレイヤーは左回りで、「チャレンジ」を行います。
チャレンジでは、以下のどちらかを「同じカード3枚を公開する」か「1枚目に公開したカードと違うカードを公開する」まで行います。
手札を公開する
誰か一人を指名して、最大か最小の数字を公開させることができます(自分も指名可能)。

場を公開する
好きなカードを選んで公開することができます。

1枚目に公開したカードと違う数字のカードを公開してしまった場合、「チャレンジ失敗」となり、既に公開しているカードを全て元に戻します。
同じ数字のカードを3枚公開することが出来たら、「チャレンジ成功」となり、公開したカード3枚1セットで手元に置いておきます。
チャレンジが失敗するか成功したら、次のプレイヤーの番になります。
誰かが以下のどれかを達成したら、その人の勝利となり、ゲームが終了します。



ゲームのコツ
誰がどの数字を持っていそうか、めくった位置やリアクションからも情報を得ましょう。
2セット集める中で足し引きが「7」になる組み合わせ(例:3+4、12-5)を意識するだけで一発逆転が狙えます。
1枚目のカードが予想と違ったときは、既に公開されたカードを公開して、他のプレイヤーにヒントを与えないのも一つです。
レビュー
- 1ゲーム5分~15分程度とサクサク遊べる。
- 運と実力のバランスが程よく、やればやるほど奥が深い。
- 3種類の多様な勝ち筋があり、一発逆転や思わぬチャンスのある設計が素晴らしい。
- 動物モチーフのイラストが可愛く、子供でも親しみやすい。
- ルールがシンプルで覚えやすい。
- 記憶系のゲームが苦手な人でもできる程度で、個人的には真剣衰弱よりも記憶要素は少ないと感じる。
- 初期札や公開するカードの運要素は強め。
まとめ・感想
「ナナ」は、神経衰弱をベースにしながらも、記憶力と戦略、そして場の流れを読む「勘」が重要な、シンプルながら奥の深いカードゲームです。
どちらかというと記憶ゲームは苦手な方ですが、そんな私でも問題なく遊ぶことができ、気づけば連続で何回も遊んでいました。
プレイ人数や一緒に遊ぶ人によってゲームの色が毎回変化し、軽めのゲームながら何度も遊びたくなる魅力を持った作品です。
是非遊んでみてください。
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