「え?まさかあの人が犯人だったの?」
シンプルなルールながら、毎回ハラハラドキドキの展開が楽しめる推理系カードゲーム「犯人は踊る」。限られた情報の中で犯人を暴くスリルと、犯人として逃げ切る快感が詰まった名作です。
今回は、そんな「犯人は踊る」の魅力を紹介していきます!
定価 | 1540円(税込) |
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プレイ人数 | 3〜8人 |
プレイ時間 | 約10分 |
対象年齢 | 6歳〜大人 |
発売時期 | 2013年 |
販売元 | すごろくや |
デザイン | 鍋野 ぺす |
イラスト | 鍋野たま |
ゲームの目的
プレイヤーの中にひそむ「犯人」を暴く、あるいは「犯人」となって逃げ切ることが目的です。
手札のカードを使って情報を集めたりかく乱したりしながら、推理と駆け引きを楽しみます。ゲーム終了時に「犯人」が当てられれば探偵の勝利、当てられなければ犯人の勝利です。

内容物(コンポーネント)
- ゲームカード:32枚
- 予備の空欄カード:2枚

スリーブサイズ
- カードサイズ:63mm×88mm(スタンダードサイズ)
- 枚数:64枚
ゲームの準備
プレイ人数 | 必要なカード | ランダムカード |
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3人 | 第一発見者×1、犯人×1、探偵×1、アリバイ×2 | 残りのカードから7枚使用 |
4人 | 第一発見者×1、犯人×1、探偵×1、アリバイ×2、たくらみ×1 | 残りのカードから10枚使用 |
5人 | 第一発見者×1、犯人×1、探偵×1、アリバイ×2、たくらみ×1 | 残りのカードから14枚使用 |
6人 | 第一発見者×1、犯人×1、探偵×2、アリバイ×2、たくらみ×2 | 残りのカードから16枚使用 |
7人 | 第一発見者×1、犯人×1、探偵×2、アリバイ×3、たくらみ×2 | 残りのカードから19枚使用 |
8人 | 32枚全てのカード | なし |
上記の表を参考に、必要なカードとランダムカードを抜きだし、1人4枚ずつカードを配ります。

ゲームの進行
第一発見者カードを持っている人は、そのカードを公開し、今回の事件内容を発表します。その人から順に時計回りで手番を行っていきます。



事件内容については、ちょっとした大喜利になっています。苦手な人は飛ばしても問題ありません。
手札からカードを1枚を選んでプレイし、その効果を解決します。


カードの種類 | 効果 |
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![]() ![]() | 探偵に当てられると負け。最後の1枚の時に出すことができ、出せると勝利。 |
![]() ![]() | このカードを出してゲームを始める。今回の事件名を考えて全員に伝える。 |
![]() ![]() | 誰か一人のカード1枚を選び、全員に公開する。そのカードが犯人なら勝利、そうでないならそのカードを戻す。 |
![]() ![]() | 犯人を知ることができる。少年を使った人以外は全員目を閉じ、その後犯人だけ目を開ける。 |
![]() ![]() | 効果なし |
![]() ![]() | 出すと犯人の味方になり、犯人が勝利すると勝利、犯人が敗北すると敗北する。 |
![]() ![]() | 誰か一人の手札を全て確認する。 |
![]() ![]() | 全員が手札のカード1枚をこっそり左隣の人に渡す。 |
![]() ![]() | 誰か一人に「あなたは犯人ですね?」と聞く。当たれば勝利。2巡目以降で使用可能。 |
![]() ![]() | 全員が自分の右隣の人の手札からカードを1枚引く。 |
![]() ![]() | 手札にあれば「犯人ではないです」と答えられる。出しても効果なし。 |
![]() ![]() | 誰か一人と手札を1枚交換する。手札がない場合は、交換はしない。 |
勝ち | 負け |
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探偵 | 犯人とたくらみを出した人 |


勝ち | 負け |
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いぬ | 犯人とたくらみを出した人 |


勝ち | 負け |
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犯人とたくらみを出した人 | その他の人 |


ゲームのコツ
まずは、うわさ、取り引き、情報操作などで徐々に他人のカードを把握しましょう。
「犯人」カードが誰の手に渡ったか、推測しながら進めましょう。
最後に「犯人」にならないように仕向けるか、「犯人」として逃げ切るか、状況によって臨機応変対応しましょう。
レビュー
- ルールが簡単で初心者でもすぐに理解できる。
- 1ゲームが10分程度とテンポよく進むため、何度も遊びたくなる。
- 3~8人とプレイ人数の幅が広い。
- 一部カードがランダムな点や、推理・会話・行動で結果がまったく異なり、リプレイ性がある。
- お手軽なのに、しっかりとした心理戦と駆け引きを楽しむことができる。
- コンパクトで持ち運びしやすく、友人との旅行にも最適。
- 初期札によっては、まったく何もできない場合がある。多少運が絡んでくる。
まとめ・感想
「犯人は踊る」は、シンプルなルールながら会話と心理戦のスリルが楽しめる傑作カードゲームです。
犯人を当てるだけのゲームではなく、「どう疑わせるか」「どう逃げ切るか」といった立ち回りも重要で、誰が犯人かを探るスリルと、犯人として逃げ切る快感が、短時間にギュッと詰め込まれています。
人狼系のゲームは苦手という人でも入りやすく、難しい会話や推理も不要なので、初心者、家族、友人、だれとでも盛り上がれる万能さが売りです。
是非遊んでみてください。
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