言葉の連想力と推理力が試されるチーム対戦型ワードゲーム「デクリプト」。
「どう言えば伝わる?」「でも敵チームには悟られたくない!」というジレンマがクセになるパーティーゲーム界でも屈指の人気タイトルです。
今回は、そんな「デクリプト」の魅力を紹介していきます!
| 定価 | 3960円(税込) |
|---|---|
| プレイ人数 | 3~8人 |
| プレイ時間 | 約30分 |
| 対象年齢 | 12歳~大人 |
| 発売時期 | 2018年8月 |
| 販売元 | すごろくや |
| デザイン | Thomas Dagenais-Lespérance |
| イラスト | NILS Fabien Fulchiron Manuel Sanchez |
ゲームの目的
プレイヤーは2チームに分かれて対戦します。味方には正しい暗号(数字の順番)を伝えつつ、敵には解読させないことが目的です。
勝敗は次のどちらかで決まります。
- 2回暗号伝達に失敗(誤った順番を提出)する
- 敵チームに2回暗号を解読される
つまり、味方には“ちょうど良いヒント”を伝え、敵には悟られないように工夫することが重要です。
内容物(コンポーネント)
- 砂時計:1本
- 衝立:2組
- キーワードカード:110枚
- 秘密コードカード:48枚
- 記入シート:50枚
- 盗聴成功チップ(白):4枚
- 伝達失敗チップ(黒):4枚

スリーブサイズ
- カードサイズ:50mm×50mm(ウエハースサイズ):48枚
- カードサイズ:43mm×65mm(ミニユーロサイズ):110枚
ゲームの準備
出来るだけ同じ人数構成になるように、白チームと黒チームの2チームに分かれ、対戦するチームが向かい合うように座ります。
各チーム、自分のチームの色の衝立ボードと脚2個を受け取って組み立てます。そして、自分のチームの色の秘密コードカード24枚を全て受け取り、伏せた状態で置いておきます。

各チーム、記入シート1枚とペンを用意します。その後、シート上部の空欄にチーム名を記入します。
記入シートは裏表で色が異なり、白チームと黒チームの情報を書き分けられるようになっています。




砂時計、盗聴成功チップ、伝達失敗チップをテーブルの中央に置きます。

ゲームの進行
各チーム、キーワードカードを4枚引き、衝立の赤い窓に1枚ずつ差し込みます。完全にカードを差し込むと、赤い窓にキーワードが浮かび上がります。
チームごとに1〜4のキーワードを口に出さずに確認しておいてください。
※キーワードカードは両面仕様かつ上下にキーワードが記されています。キーワードが難しいと感じた場合は、他のキーワードに変更してみてください。


各チーム、そのラウンドで暗号役を1人決めます。暗号役は、秘密コードカードを1枚引き、そこに記された3桁の番号を自分だけ確認します。

暗号化役の2人は、3桁の番号に該当するキーワードを確認し、連想される言葉を記入シートに書き込みます。
暗号を考える際は砂時計を使用し、砂時計が落ちきったら問答無用で終了です。


- 暗号フレーズは、基本的に自由で単語や文章でも構いませんが、直接的な表現や発音、抑揚での表現は禁止。
- 暗号フレーズが3つの番号のどれに対応しているかを明確にする。
- 特定の人にだけ伝わるようなものは禁止。
- ゲーム中に同じフレーズを複数回使わないこと。
- 一旦口に出した暗号フレーズは、変更したり補足したりできない。
- 「カタカナ」「漢字」など文字表現の質問があれば、必ず答えること。

一見、難しい暗号フレーズでも、味方は1〜4のキーワードが全て見えています。
見えているからこそ分かる言葉を意識して考えてみてください。
まずは白チームから順番に暗号の解読とコードの公開を行います。
暗号化役は、今書いた暗号フレーズを上から順に読み上げて、記入シートをチームメイトに渡します。
このとき、黒チームは暗号フレーズを記入シートの白面にメモしておいてください。


※1ラウンド目、黒チームは暗号の解読を行いません。白チームのみが行います。
各チームは、暗号フレーズを手がかりに秘密コードの番号を推測します。
推測した番号は暗号フレーズの右側のクエスチョンマークのマスに記入します。


各チーム、順番に推測した番号3桁を読み上げます。その後、白チームの秘密コードカードを公開し、判定を行います。
- 黒チームが見事秘密コードカードの番号を当てることができた場合は、盗聴成功チップを1枚獲得します。
- 白チームへの伝達が失敗した場合、伝達失敗チップを1枚受け取ります。


正しいコードが確認できたら、記入シートに記録します。
推測した番号3桁の右側に正しい番号3桁、記入シートの下の鍵マーク1〜4の対応するところに今回の暗号フレーズを書き込みます。
※白チームが終わったら次は黒チームがSTEP4〜6を行います。




黒チームの判定が終わったらラウンド終了です。その時点でどちらかのチームが勝利条件か敗北条件を満たしていなければ新たならラウンドを始めます。
新たなラウンドを始めるときは、各チーム秘密コードカードを山札に戻してシャッフルします。次のラウンドも同じ秘密コードカードを引く可能性があります。
以下のどちらかが満たされていた場合、ゲーム終了です。
| 勝ち | 負け |
|---|---|
| 盗聴成功チップを2枚獲得している | 伝達失敗チップを2枚獲得している。 |
※どちらかのチームが勝利条件と敗北条件を満たしている場合や、8ラウンドが終了しても勝利条件も敗北条件も満たしていない場合は、【盗聴成功チップ1点】【伝達失敗チップ-1点】で得点計算し、勝利チームを決めます。
3人専用ルール
3人専用ルールでは、「盗聴者1人vs暗号化役2人」で対戦します。
暗号化役の2人と盗聴者1人が対面で座ります。
暗号化役チームは、通常通り記録シート1枚、ペン1本、衝立1組、秘密コードカード24枚を用意し、キーワードカード4枚を衝立にセットします。
盗聴者は、記録シート1枚とペン1本を用意します。
暗号化役チームのどちらかが秘密コードカード1枚を引き、通常通りゲームを進めます。
盗聴者が秘密コードを当てることができたら、盗聴成功チップを1枚獲得します。暗号化役チームが伝達に失敗した場合は、通常ルールとは異なり盗聴者が盗聴成功チップを1枚獲得します。
5ラウンドが終了するまでに、盗聴者が盗聴成功チップを2枚獲得していれば、盗聴者の勝ち。そうでなければ、暗号化役チームの勝利です。
拡張(レーザードライブ)
| 定価 | 1650円(税込) |
|---|---|
| プレイ人数 | 4~8人 |
| プレイ時間 | 約30分 |




- ドライブカード:53枚を追加
- レーザーチップ:6枚を追加
- 盗聴成功チップ:2枚を追加
ドライブカードの追加によって、伝達するヒントにジャンル縛りが加わります。
ヒントを考えるのが難しくなりますが、相手のキーワードを推測しやすくなったり、うまくヒントを出せるとボーナスを獲得することができます。
スリーブサイズ
- カードサイズ:50mm×50mm(ウエハースサイズ):53枚
ゲームのコツ
「キーワードそのものに直結しない言葉」「味方なら連想できる固有の思い出・知識・特徴」「あえて角度をずらした抽象的なワード」などのフレーズを意識しましょう。
1ラウンド目は相手にヒントの“傾向”を与えないように慎重に選ぶのが超大事です。
- あまりに独特すぎるヒント
- その単語の本質を直撃するヒント
は避けると後が楽になります。
公式ルールにもある通り、過去ラウンドのヒントが積み重なるほど敵にバレやすくなります。
例:毎回「忠誠」「軍用犬」「ペット」など“犬”の一般的特徴だけで攻めると、相手に「犬じゃん!」と気づかれやすい。
同じ単語に対してあえて“別の一貫性”を持ったヒントを数回出し、相手を違う単語に誘導する戦略。
敵のリアクションや書き込み方で「このヒント、刺さってる?」が分かることがあります。
- すぐメモ → 直感的に連想できている可能性
- 悩んでる → 意図が伝わっていない成功状態
- 過去のヒントと照らし合わせてニヤリ → 危険信号!
相手が絞り込みやすいヒントは避けましょう。
レビュー
- チーム内での意思疎通が楽しく、大人数でも盛り上がる。
- 推理・心理戦・コミュニケーションのバランスが絶妙。
- 勝利条件が2種類あり、「失敗できない」「悟られない」緊張感がクセになる。
- 慣れてくると意外と短時間でサクッと遊べる。
- キーワードの量がかなり多く、組み合わせによって何度でも遊べる。
- 静かな頭脳戦とパーティーゲームが見事に融合している。
- 慣れるまでは、暗号フレーズを考えるのが難しい。
- 共通点が少ないと、意図が伝わらないことが多い。
まとめ・感想
「デクリプト」は、味方との意思疎通・敵への情報操作・過去ログからの推理と、奥深い戦略が楽しめる名作パーティーゲームです。
初めは難しく感じますが、慣れてくると味方の意図をうまく汲み取ったり、絶妙な暗号フレーズで相手を翻弄したりと、気持ちよくなれる瞬間が多い作品です。
パーティーゲーム好きはもちろん、推理好き、ワードゲーム好にも自信を持ってオススメできます。
是非遊んでみてください!




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