「ゴーストバンパーズ」は、トリックテイキングに度胸とチキンレース感を加えた作品です。
なんとこのゲーム、勝ちすぎると負ける可能性があるという一風変わったルールがあります。
恐怖に耐えながらポイントを稼いでいくハラハラ感と、ギリギリ勝負の緊張感でワイワイ盛り上がれる作品です。
今回は、そんな「ゴーストバンパーズ」の魅力を紹介していきます!
| 定価 | 2200円(税込) |
|---|---|
| プレイ人数 | 3~6人 |
| プレイ時間 | 約20〜30分 |
| 対象年齢 | 9歳以上 |
| 発売時期 | 2025年12月 |
| 販売元 | ホビージャパン |
| デザイン | Inka & Markus Brand |
| イラスト | Annika Heller |
ゲームの目的
モンスターカードを使ってトリックに勝利し、得点を稼いでいくことが目的です。
トリックに勝つたびに、自分のキャラクターデッキを公開する必要があり、その中にある「悲鳴カード」が出てしまうとラウンド終了。得点のチャンスが無くなってしまいます。

内容物(コンポーネント)
- モンスタカード:67枚
- キャラクターカード:42枚(7枚セット×6)
- スタートカード:1枚

スリーブサイズ
- カードサイズ:56mm×87mm(ボードゲームサイズ)
- 枚数:110枚
ゲームの準備
各プレイヤーに、キャラクターカードを1セット配ります。選んだセットを自分の前に置き、キャラクターデッキとします。

下の表に従ってモンスターカードを取り除きます。
| プレイ人数 | 3人 | 4人 | 5人 | 6人 |
|---|---|---|---|---|
| 取り除く枚数 | 1~9まで各3枚 | 1~9まで各2枚 | 1~9まで各1枚 | 取り除かない |
残ったカードをテーブルの中央に裏向きで置いておきます。
適当な方法でスタートプレイヤーを決め、スタートプレイヤーはスタートカードを受け取ります。

ゲームの進行
トリックテイキングとは?
トリックテイキングとは、「全員が順番にカードを出していき、ルールに基づいたカードの強弱で勝敗を決めるミニゲームを繰り返し行う」ことです。
簡単に言うと、「順番にカードを出して、どのカードが一番強くて、どのカードが一番弱いかを決める」ということで、それを何度か行います。
① トリック(1回の勝負)
プレイヤーが順番にカードを1枚ずつ出し、最も強いカードを出した人がそのトリックを獲得(勝利)します。
② スート(色や柄)
最初に出されたカードの色や柄(赤、青、緑、黄色など)を「スート」と呼びます。トランプの場合は、柄が4つあるので4スートという事になります。
最初に出されたカードのスートを「リードスート」と呼び、多くのゲームでは プレイヤーは可能ならそのスートのカードを出さなければいけません。これを「マストフォロー」といいます。
赤色のカードが「リードスート」だとして、自分の手札に赤色のカードが無ければ、他の色のカードを出すことができます。これを「ディスカード」するといいます。
③ 切り札
ゲームによっては、特別に強いスートが決められているものがあり、それを 「切り札」 と呼びます。
「ディスカード」すると大抵は負けになりますが、「切り札」はリードスートより強い扱いなので、トリックに勝ちやすくなります。
④ 勝敗の決まり方
一般的には以下のルールで勝敗が決まります:
- 「切り札」がない場合:「リードスート」の中で最も強い数字 を出した人が勝利
- 「切り札」が出ている場合:「切り札」の中で最も強い数字が勝利
- 「切り札」が複数ある場合:最も強い「切り札」の中で最も強い数字が勝利
「ゴーストバンパーズ」では、スート(色や柄)や切り札はありません。数字の大きさがそのままカードの強さになります。
スタートプレイヤーがデッキをシャッフルし、各プレイヤーにモンスタカードを9枚ずつ配ります。
残ったカードはテーブルの中央に置き、その横に捨て札のスペースを確保しておきます。

各プレイヤーは配られたカードを確認した後、キャラクターデッキの好きな位置に悲鳴カードを差し込みます。
その後、キャラクターデッキを裏向きで自分の前に置きます。


各プレイヤーはトリックで勝つたびに、キャラクターデッキのカードを1枚公開しなければいけません。「5のカード」が公開されている場合は追加でその枚数分公開します。(後に記載)
悲鳴カードが公開されてはいけないので、自分が何回勝てるかを予想して悲鳴カードの位置を調整する必要があります。

悲鳴カードを上の方に置いておくと高得点を得ることができますが、リスクが高まります。
逆に下の方に置いておくと、リスクは減りますが得点が低くなります。
全員が悲鳴レベルを設定し終えたら、スタートプレイヤーから時計回りにカードを出していきます。
カードを出すときは、1枚でも同じ種類のカード複数枚でも出すことができます。それ以外に特に出し方の制限はありません。
2枚以上のカードを出した場合は、「プレイした枚数−1」のカードを引いて手札に加えなければいけません。各トリックの終了時に全員の手札の枚数が同じになります。




最も高い数字を出したプレイヤーがトリックの勝者となります。同点の場合は、より後に出した人が勝者となります。
トリックの勝者は、キャラクターデッキのカードを1枚以上公開します。そして、そのプレイヤーが次のトリックのスタートプレイヤーとなります。


数字の「5」が出ている場合
誰かが出したカードの中に「5」が含まれていたら、その分だけ追加でキャラクターデッキからカードを公開します。


ラウンドは以下のどちらかの場合に終了します。
- 誰かの悲鳴カードが公開された。
- 全員の手札が0枚になった。
その後、以下の表に従って得点計算を行います。
| 悲鳴カードが公開された場合 | 0点 |
|---|---|
| 悲鳴カードが公開されていない場合 | 悲鳴カードの下のカード1枚につき1点 |
| 悲鳴カードがキャラクターデッキの1番上にある場合 | 悲鳴カードの下のカード1枚につき2点 |
| 一番下の悲鳴カードが公開された場合 | 公開されたプレイヤー10点、それ以外0点 |
一番下の悲鳴カードを差し込んでいたプレイヤーは、悲鳴カードが公開されることによってのみ得点でき、悲鳴カードが公開されなかった場合は0点となります。


全員のポイントの集計が終わったら、スタートカードを持つプレイヤーは左隣のプレイヤーにカードを渡し、新しいラウンド(STEP1〜4)を行います。
プレイ人数に応じて、以下の表のラウンドが終了した時点でゲーム終了です。
| プレイ人数 | 3人 | 4人 | 5人 | 6人 |
|---|---|---|---|---|
| ラウンド数 | 6ラウンド | 8ラウンド | 5ラウンド | 6ラウンド |
最もポイントを獲得したプレイヤーが勝者です。
選択ルール(0/10カード)
「0/10」と書かれたカードを1枚加えて遊ぶことができます。


「0/10カード」は出すときに「0」か「10」のどちらかの数字を宣言して出すことができます。
「0/10カード」が出たトリックの勝者は、キャラクターデッキのカードを公開しません(「5」があっても)。その代わりキャラクターデッキの1番下のカードをデッキの1番上に置きます。
ゲームのコツ
相手の手札に常に「5」があるという想定で動きましょう。
自分が持っている場合、「5」は意図的に相手に公開させることのできるカードですが、タイミングによっては逆にリスキーな選択肢になりかねません。
手札に強いカードが多い場合は、複数枚出しを駆使して積極的にカードを引きに行きましょう。
初期手札をみて、慎重に悲鳴レベルを決めてください。どんな手札でも、調整次第で高得点を取ることができます。
レビュー
- あるようでなかった新感覚のトリックテイキングで、トリテ好きはハマる。
- スートや切り札のあるトリックテイキングに比べるとルールが簡単で入りやすい。
- 相手の手札の読み合いや、リスクを取らない選択肢など考えることが意外に多く悩ましい。
- 悲鳴カードを引くか引かないかのドキドキ感でかなり盛り上がる。
- リプレイ性が高く、何度でも遊べる。
- モンスターたちのイラストが可愛く、目でも楽しめる。
- 「5」を引くか引かないかがかなり重要
- トリックテイキング初心者には少しむずかしい。
まとめ・感想
「ゴーストバンパーズ」は、トリックテイキングの中にちょっとしたチキンレース感を加えた少し変わった作品です。
「勝ちたいけど勝ちすぎたくない」「安全に行くか攻めるか」「相手はどこまで耐えるのか」このジレンマが常に付きまとい、プレイ中ずっとドキドキが止まりません。
悲鳴カードが公開されたときの盛り上がりとドキドキ感は、他のトリックテイキングでは味わえない感覚で、唯一無二です。
トリックテイキング好きはもちろん、軽めの心理戦ゲームが好きな人にも超オススメです。
是非遊んでみてください。



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