「折り紙で大海を作り上げよう!」という公式の言葉の通り、カニ、魚、ペンギン、たこ、人魚など海の生物をたくさん集めて得点を獲得するゲームです。
カードだけで出来るお手軽セットコレクションゲームでありながら、ドラフトや妨害の要素も含んでいます。
拡張セットを入れることで、8枚の新カードと5つの新効果を加えることができ、ゲームが更に楽しくなります。
今回は、シーソルト&ペーパーを紹介していきます!


定価 | 2200円(税込) |
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プレイ人数 | 2〜4人 |
プレイ時間 | 約30分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
発売時期 | 2023年7月 |
販売元 | ホビージャパン |
デザイン | Bruno Cathala Théo Rivière |
目次
ゲームの目的
各プレイヤーは、自分の手番に「カードを2枚引いて1枚捨てる」「表向きになっている捨て札カードから1枚獲得する」のいずれかでカードを獲得し、手札をそろえることで点数を獲得していきます。
カードには、2枚一組で特殊な効果を使用できるものと、いくつかの枚数集めることで点数になるものがあり、獲得したカードの点数が7点を超えたタイミングで、ゲームの終了を宣言することができます。その際、ボーナス得点を獲得するためにリスクを負うのか、手堅く得点を獲得するのか選択できます。
この流れを複数回繰り返し、既定のポイントに達したプレイヤーの勝利です。また、ゲーム途中にマーメイドを4枚を公開すれば即座に勝利します。
内容物(コンポーネント)
- カード:58枚
- 早見表カード6枚


スリーブサイズ
- カードサイズ:63mm×88mm(スタンダードサイズ)
- 枚数:64枚
ゲームの準備
カードをシャッフルして山札を作り、上から2枚のカードを公開して、2箇所の捨て札置き場を作ります。


適当な方法でスタートプレイヤーを決めます。
ゲームの進行
プレイヤーは以下のいずれかの方法でカードを獲得します。
山札からカードを引く
山札の上からカードを2枚引き、その内1枚は手札に、もう1枚は2箇所の捨て札のどちらかに表向きで重ねて置きます。
※カードが無い捨て札置き場がある場合は、必ずその捨て札置き場に置きます。


捨て札置き場からカードを取る
どちらかの捨て札置き場の一番上のカードを獲得することができます。この時、下のカードを確認することはできません。


捨て札置き場のカードを獲得すると、下のカードが取れるようになります。ある程度捨てたカードを把握し、相手が集めているカードを取らせないようにしましょう。
ペアカードとは、2枚一組で場にプレイすることで様々な効果を発動できるカードです。
カード獲得のステップの後、自分の手札に2枚揃っていれば発動でき、任意で何度でも効果を発動することができます。


カードの効果一覧
ペアカード | |
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![]() ![]() | カニカードのペア1つにつき1点。 効果:捨て札置き場一つを選び、カードを確認して1枚獲得する。 |
![]() ![]() | ヨットカードのペア1つにつき1点。 効果:追加の手番を行う。 |
![]() ![]() | 魚カードのペア1つにつき1点。 効果:山札の一番上のカードを獲得する。 |
![]() ![]() ![]() ![]() | 水泳カードとサメカードのペアにつき1点。 効果:他のプレイヤーからランダムにカードを1枚盗む。 ※場に出ているカードは盗めません。 |
コレクターカード | |
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![]() ![]() | 貝カードを1/2/3/4/5/6枚持っている場合、0/2/4/6/8/10点。 |
![]() ![]() | タコカードを1/2/3/4/5枚持っている場合、0/3/6/9/12点。 |
![]() ![]() | ペンギンカードを1/2/3枚持っている場合、1/3/5点。 |
![]() ![]() | 水夫カードを1/2枚持っている場合、0/5点。 |
ポイント倍増カード | |
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![]() ![]() | 灯台:ヨットカード1枚につき1点。 |
![]() ![]() | 魚の群れ:魚カード1枚につき1点。 |
![]() ![]() | ペンギンの群れ:ペンギンカード1枚につき2点。 |
![]() ![]() | 船長:水夫カード1枚につき3点。 |
人魚カード | |
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![]() ![]() | 最も多く持っている色のカード1枚につき1点。 ※複数の人魚カードを持っていても、同じ色をカウントすることはできません。 効果:人魚カードを4枚を自分の前に置いた場合、即座に勝利する。 |
自分の手札とプレイしているカードのポイントを合わせて7点を超えている場合にラウンドを終了をすることができます。7点を超えていても、ラウンドを終了せずに次のプレイヤーに手番を渡すことはできます。
ラウンドの終了を宣言した場合、自分の手札を公開して「ストップ」か「ラストチャンス」のいずれかを宣言します。
全てのプレイヤーは自分のカードを公開し、その分の得点を獲得します。(プレイ済カードを含む)
全員が集めたカードの得点を獲得できますが、リスク無くポイントを獲得することができます。堅実に得点を重ねたいときに宣言します。
自分以外のプレイヤーが、最後に1手番行った上で手札を公開し、得点を比べます。
自分:カードの得点+色ボーナス
他のプレイヤー:色ボーナスのみ
自分:色ボーナスのみ
他のプレイヤー:カードの得点
- 最も多く持っている色のカード1枚につき1点。
手札を公開したうえで他のプレイヤーが最後に1手番行うので、かなり賭けの勝負になります。その分リターンも大きいので、自信があるときは「ラストチャンス」と宣言してみましょう。


いずれかのプレイヤーの合計ポイントが、必要ポイントに達した時点でゲーム終了となり、合計ポイントが最も多いい人が勝者です。それ以外の場合、人魚カードを4枚自分の前に置いた人が勝利です。
人数別必要ポイント | |
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2人 | 40点 |
3人 | 35点 |
4人 | 30点 |
ゲームのコツ
ペアカードの効果はどれも非常に強力で、使用するタイミングが大事です。
手札に2枚たまったらすぐに使うのではなく、一気に使って得点を伸ばすのがオススメです。ただし、「ストップ」を宣言されると使用できずに終了する為、周りの得点を気にしつつ使用タイミングを見計いましょう。
「ラストチャンス」や人魚カードなど、同色のカードを集めておくと点数が伸びやすいです。
早見表カードを見ると、ダークブルーやライトブルーのように枚数が多い色と、オレンジのように枚数が少ない色があります。カードを獲得するときはできるだけ枚数の多い色を集めるようにしましょう。
レビュー
- 折り紙で書かれた海のイラストがとても可愛く、見ているだけで癒される。
- お手軽にカードだけでセットコレクションのゲームを楽しめる。
- 上手にセットコレクションできた時や、相手の高得点を阻止できた時が楽しい。
- 「ストップ」と「ラストチャンス」を使い分けることで、柔軟な方法で得点を獲得できる。
- 「ラストチャンス」の存在で最後まで逆転のチャンスがある。
- 慣れてくると奥深く、何度でも遊べる。
- 「このカードを捨てると相手に取られるかな」「このカード集めてそうだし取れないようにしよう」などと考えるのが楽しい。
- 2〜4人どの人数でも楽しい。
- アイコンの種類が多いので、カードの効果を覚えるまで少し時間がかかる。サマリーがあればよかった。
- 意外と相手を妨害する要素があるので、苦手な人は苦手な可能性あり。




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