「そういうお前はどうなんだ?」は、全員が事件の関係者となり、自分に向けられた疑いを言い訳でかわしながら、逆に相手を犯人に仕立て上げるゲームです。
プレイヤーの前には、自分では確認できない証拠カードが並びます。
その証拠が公開されるたびに、「これは怪しい」「いや、こういう理由があった」と自由に推理したり言い訳をしたりしながら、事件のストーリーを完成させていきます。
決まった正解を探すゲームではなく、参加者全員で一つのミステリーを作り上げる作品なので、想像力や会話力が勝負の鍵になります。
今回は、そんな「そういうお前はどうなんだ?」の魅力を紹介していきます!
| 定価 | 2420円(税込) |
|---|---|
| プレイ人数 | 3〜6人 |
| プレイ時間 | 約20分 |
| 対象年齢 | 12歳以上 |
| 発売時期 | 2021年11月26日 |
| 販売元 | グループSNE |
| デザイン | 黒田尚吾 |
| イラスト | ちゅぱみ氏 |
ゲームの目的
事件の証拠やキャラクター設定をもとに会話を重ね、自分が犯人にならないようにすることが目的です。
ゲームの最後に、プレイヤー全員で「拘束したい人物」へ投票を行い、エンディングへ進みます。
拘束されたプレイヤーは勝利点を獲得できません。最終的に勝利点がもっとも多いプレイヤーの勝利となりますが、このゲームは勝敗だけでなく、全員で面白い推理劇を作り上げる過程そのものを楽しめる作品です。

内容物(コンポーネント)
- キャラクターカード:12枚
- キャラクター設定カード:12枚
- 事件カード:8枚
- 被害者設定カード:20枚
- 暴露カード:48枚
- エンディングカード:8枚
- サマリーカード:4枚
- キャラクターカード【刑事】:1枚(5~6人用拡張ルール)

スリーブサイズ
- カードサイズ:63mm×88mm(スタンダードサイズ):113枚
ゲームの準備
暴露カード・被害者設定カード・エンディングカードをそれぞれよく混ぜ、裏向きの山札としてテーブルに置きます。

プレイ人数-1枚のキャラクターカードをランダムに選び、そこへ【館の主人】カードを加えたら、各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
続いて、キャラクター設定カードを各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
キャラクターカードとキャラクター設定カードを表向きで公開します。好きなプレイヤーからカードに書かれた内容を読み上げて自己紹介を行い、ゲーム中はそのキャラクターになりきって楽しみましょう。

事件カード1枚、使用していないキャラクターカード1枚、被害者設定カード1枚をランダムに選び、表向きで並べます。これらのカードが、今回の事件と被害者です。
準備ができたら、【館の主人】が事件カードと被害者設定カードの内容を読み上げ、ゲームを開始します。

各プレイヤーは暴露カードの山札から4枚引き、そのうち1枚を左隣のプレイヤーへ、もう1枚を右隣のプレイヤーへ渡します。
残った2枚と左右のプレイヤーから受け取った2枚をよく混ぜ、内容を確認せずに自分の前へ裏向きで並べます。


ゲームの進行
ゲーム開始時、【館の主人】が他のプレイヤー1人を選び、「そういうお前はどうなんだ!」と言いながら、そのプレイヤーの暴露カードを1枚公開します。
2回目以降は、直前に暴露カードを公開されたプレイヤーが、まだこのラウンドで選ばれていない他のプレイヤー1人を選び、その暴露カードを1枚公開します。
※このラウンドですでに暴露カードを公開されたプレイヤーは選べません。

暴露カードを公開されたプレイヤーは、カードの内容を読み上げます。そこに書かれた内容をもとに、事件当日の行動や証拠が明らかになります。
暴露カードを公開されたプレイヤー以外の全員で、暴露カードの内容について30秒間話し合います。
事件カードやキャラクター設定、被害者設定などの情報を自由に組み合わせながら、「なぜ怪しいのか」を推理していきます。多少強引なこじつけでも問題ないので、自由な発想で話し合ってみましょう。

暴露カードを公開されたプレイヤーだけが約30秒間、言い訳を話すことが出来ます。
「勘違いだった」「偶然そうなっただけ」「実は別の理由がある」など、どのような言い訳でも構いません。もっともらしい理由を考えながら、自由に話しましょう。

言い訳が終わったら、まだ暴露カードが公開されていないプレイヤーを選び、同じ流れを繰り返します。
全てのプレイヤーの暴露カードが1枚公開されたら、最後に暴露カードを公開されたプレイヤーが被害者設定カードを公開します。

その内容を読み上げた後、
- 規定ラウンドに達していなければ次のラウンドを行います
- 規定ラウンド終了なら投票へ進みます
| 3人 | 3ラウンド(プレイヤー1人につき暴露カードを3枚公開) |
|---|---|
| 4~6人 | 2ラウンド(プレイヤー1人につき暴露カードを2枚公開) |
全員で拘束したいプレイヤーを一斉に指差します。犯人だと思うプレイヤーへ自由に投票しましょう。
最も多くの票を集めたプレイヤーが拘束されます。最多得票者が複数いる場合は、その全員が拘束されます。

もっとも多くの票を集めたプレイヤーは、エンディングカードを1枚公開し、その内容を読み上げます。
拘束されたプレイヤーが複数いる場合は、エンディング番号がもっとも小さいプレイヤーが代表して読み上げます。
| 得点計算 | |
|---|---|
| 「拘束」されたプレイヤー | 0点 |
| 「拘束」されていないプレイヤー | 3点 |
| 投票したプレイヤーが「拘束」された | 1点 |
規定のラウンドが終了した時点で、もっとも多くの勝利点を獲得しているプレイヤーの勝利です。

このゲームは勝ち負けにこだわりすぎず、みんなで会話や推理を楽しみながらプレイするのがおすすめです!
拡張ルール刑事(プレイ人数5〜6人用)
刑事は暴露カードを持たず、自分が疑われることもありません。その代わり、他のプレイヤーの「言い訳」の時間にだけ発言でき、言い訳をするプレイヤーをフォローしたり、議論を盛り上げたりする役割を担います。


プレイヤー1人がキャラクターカード【刑事】とキャラクター設定カードのみを受け取ります。
※刑事は暴露カードを持たないので、暴露カードの分配に参加しません。
刑事は他のプレイヤーのように追及を受けたり、言い訳をしたりすることはありません。各プレイヤーの言い訳の時間にのみ発言でき、言い訳をするプレイヤーのフォロー役としてゲームに参加します。
刑事は投票を行わず、投票の対象になりません。
得点計算時に投票先が分かれた人数に応じて得点を獲得します。投票先が3人以上に分かれるほど高得点となり、2人以下の場合は0点、獲得できる得点は最大4点となります。
ゲームのコツ
暴露カードには一見すると犯人らしく見える内容が書かれていますが、キャラクター設定や事件内容、被害者との関係を組み合わせることで、より説得力のある推理ができます。
「料理人だから包丁を持っていても不自然ではない」「研究者だから夜遅くまで起きていた」など、設定を根拠に話を組み立てることで説得力が増します。
このゲームは会話が弾むほど面白くなるゲームです。
参加者全員で自由に推理や言い訳を楽しみながら、爆笑の物語を作り上げましょう!
レビュー
- 推理ゲームのようで、メインはプレイヤー同士の会話。毎回異なる推理劇が生まれ、終始笑いが絶えない。
- 自由な発想で発言することが出来るので初心者も会話に参加しやすい。
- カード枚数がかなりあり、同じ展開になりにくい。遊ぶ人によっても変わるのでリプレイ性抜群。
- キャラクターになり切って話すロールプレイが楽しい。短時間で終わるマーダーミステリーのようなプレイ感。
- 拡張を入れることでより面白くなる。個人的には必須拡張。
- 公式では最大6人となっているが、それ以上の人数でも遊べる。実際8人で遊んだ時もプレイ感変わらず盛り上がった。
- アドリブ力がない人、人見知りの人はゲームが楽しめない可能性がある。
- 人数が少ないと盛り上がりにくい。4人以上がベスト。
- 好き嫌いが分かれる作品。
まとめ・感想
「そういうお前はどうなんだ?」は、プレイヤー全員が事件の登場人物となり、証拠や設定を自由に結び付けながら、一つの物語を完成させていく推理風ボードゲームです。
暴露カードが公開されるたびに新たな情報が増え、追及や言い訳を繰り返すことで事件の全貌が少しずつ形になっていく展開は、何度プレイしても新鮮味があります。時には苦しい言い訳で場を笑わせたり、鋭い推理で相手を追い詰めたりと、毎回違った盛り上がりを楽しめます。
公式ルールにもあるように、このゲームは勝利だけを目指すのではなく、「参加者全員で物語を作り上げること」を楽しむ作品です。
実際に何度か遊んでみましたが、他のプレイヤーに不利な暴露カードが公開された瞬間は、全員で一斉に追及を始めるので大爆笑。そこから苦しい言い訳で切り抜けようとする人もいれば、逆に話の流れを変えて別の人へ疑いを向ける人もいて、毎回まったく違うストーリーが生まれるのが面白いと感じました。
ロールプレイや会話を楽しめる人はもちろん、みんなで笑いながら遊べるゲームを探している人にもおすすめです。ぜひ遊んでみてください!



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