「短時間でしっかり悩めるゲームが遊びたい」
そんな人にぴったりなのが「テイクタイム」です。
ルールはシンプルで覚えやすい一方、「カードをどこに出すか」「何の数字を出すか」といった判断が勝敗を左右するため、遊んでいる間は常に悩ましい選択を迫られます。
プレイ時間は比較的コンパクトながら、毎ターン悩みどころがあり、遊び終わる頃には「もう一回!」と言いたくなる中毒性のある作品です。
今回は、そんな「テイクタイム」の魅力を紹介していきます!
| 定価 | 4950円(税込) |
|---|---|
| プレイ人数 | 2〜4人 |
| プレイ時間 | 約30分 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| 発売時期 | 2025年10月23日 |
| 販売元 | CMON JAPAN |
| デザイン | アレクシ・ピオヴェサン ジュリアン・プロティエール |
| イラスト | モード・シャルメル |
ゲームの目的
全員で協力し、数字カードを決められた条件に従って正しい順番になるよう配置していくことが目的です。
カードを出している間は基本的に会話ができないため、お互いの意図を読み取りながら息を合わせる必要があります。
各章ごとに追加ルールが増えていくため、どんどん試練の難易度が高くなっていきます。

内容物(コンポーネント)
- 太陽カード:12 枚(1~12 各1 枚)& 月カード:12 枚(1~12 各1 枚)
- 備忘トークン:3 個
- ボーナストークン:3 個
- 章の封筒:10 枚(それぞれ時計盤4 枚とルールシート1 枚が入っています)
- 時計の針:1 本
- 悔恨の封筒:1 枚
- 復活の封筒:1 枚(復活の時計盤1 枚、秒針1 本、トークン6 個が入っています)

スリーブサイズ
- カードサイズ:64mm×89mm(スタンダードサイズ):24枚
ゲームの準備
初プレイ時
第1章の封筒の中に入っている4枚の時計盤を取り出して、時計盤1が一番上、時計盤4が一番下に来るように裏向きで積み上げます。この山を「時計の山」と言います。

2回目以降のプレイ時
前回クリアしていない章があればその続きから、クリアしていた場合は次の章の封筒を開封し、新たな「時計の山」を作ります。
もし悔恨の封筒(後の記載)の中に時計盤が入っていた場合は、それらを「時計の山」に好きな順番で組み込みます。
「時計の山」の上から時計盤1枚をとり、テーブルの中央に置きます。

プレイ人数に応じた備忘録トークンを1つ選び、時計盤の横に置きます。その後、ボーナストークンを備忘録トークンの回りに3つ裏向きで置きます。

太陽カード12枚と月カード12枚をひとまとめにしてシャッフルし、各プレイヤーにプレイ人数に応じた枚数を配ります。
| プレイ人数 | カード枚数 |
|---|---|
| 4人 | 3枚 |
| 3人 | 4枚 |
| 2人 | 6枚(4枚と2枚に分割) |

第3章以降の時計盤を使用する場合は、時計の針を使用します。

ゲームの進行
挑戦する時計盤の章のルールシートを封筒から取り出し、「時計盤全体のルール」「個々の区画のルール」についてプレイヤー同士で確認し合います。
その後、クリアのための作戦を自由に話合うことができます。
ただ、この段階では手札を見てはいけないので、カードの種類(太陽or月)とその枚数しか分かりません。
| 認められる会話の例 | ダメな会話の例 |
|---|---|
| 「この区画は15前後くらいになるようにしよう」 「12のカードを持っている人が最初にここに配置してほしい」 「この区画に1枚目を裏向きに配置したら、そこは誰も置かないで」 | 「私がカードを斜めに置いたら11、横に置いたら10ってことね」 「7を持っている人は手を叩いて」 「低い数字の時はテンション低く、高い数字の時はテンション高く置こう」 |

話し合いが終わったら、全員自分の手札を確認します。その瞬間から何も発言してはいけません。
両プレイヤーとも、4枚1セットと2枚1セットの合計6枚のカードを持っています。
作戦フェイズ終了時に、どちらのプレイヤーも4枚の方を手札とし、残りの2枚は自分の前に伏せたままにしておきます。
このフェイズでは、誰が最初にカードをプレイしても構いません。ただし、誰が最初にカードを出すかについて一切相談出来ません。
カードは1枚ずつ伏せてプレイし、時計盤の6つの区画のいずれかに配置します。


最初のプレイヤーがカードを1枚プレイしたら、その左隣のプレイヤーが次にカードをプレイします。既にカードを置かれている区画にもカードを配置することができます。
全員が手札を全て出し切るまで、この流れを繰り返します。
- 同じ区画に2枚目以降のカードを配置する場合は、少しずらして色と枚数が分かりやすいように重ねます。
- 「誰かが配置したカードの場所を忘れた」「自分が出したカードの数字を忘れた」場合に、いつでも質問したり、自分のカードをめくって確認することができます。
両プレイヤーとも、手札を4枚持った状態で配置フェイズを行います。
カードを2枚出した後、伏せておいた2枚のカードを手札に加えてそのまま配置フェイズを行います。
カードを表にしてプレイする
プレイヤーたちは、備忘録トークンに描かれている目アイコンの数までカードを表向きで配置することができます。その範囲内であれば、誰が何枚カードを表にして配置しても構いません。
カードを表で配置することによって、他のプレイヤーに公開情報を与えることができます。

6つの区画に伏せられているカードを全てオープンし、以下の条件を満たしているかを確認します。
全ての条件を満たしている場合に試練クリアとなります。
- 6つの区画に少なくとも1枚のカードが配置されている。
- 各区画の値が直前の区画と同じかそれより大きいこと。区画1~区画6に向かって昇順になっている。
- 各区画の値が「24」以下であること。(第1章~第3章の試練ではこのルールは適用されない)
- 各章ごとの特別ルールの条件を満たしている。

試練をクリアしたら
時計盤をもとの封筒に戻し、時計の山の上から新しい時計盤をとってテーブルの中央に配置します。
4つの試練全てをクリアしたら、封筒を箱に戻して次の章の準備をします。
試練のクリアに失敗したら
ボーナストークンを一枚表向きにし、その試練に再挑戦することができます。
失敗するごとにボーナストークンを1枚表向きにします(最大3枚)。ボーナストークン1枚につき追加でカードを1枚表向きに出すことができます。
その試練にクリアしたら、表にしたボーナストークンを全て裏に戻します。

訓練を飛ばす(悔恨の封筒)
難しすぎると感じた場合は、その試練を飛ばすことができます。
その場合、テーブルの時計盤を悔恨の封筒に入れ、次の試練に進みます。
悔恨の封筒に入れた時計盤はいつでも再挑戦することができます。

ゲームのコツ
ゲーム中は基本的に会話禁止なので、考えや攻略法を事前にしっかり話し合いましょう。
1や12などの数字は配置予測しやすいため、チーム全体のヒントになります。
失敗前提で試行錯誤するゲームでもあるため、テンポよく挑戦したほうが楽しめます。
レビュー
- 会話禁止なのに、自然と意思疎通できる楽しさがある。
- カードをオープンした時、自分の考えがうまく伝わっていると嬉しい。
- 特別ルール含め、それほど難しいルールがないので遊びやすい。
- シナリオごとにプレイ感が変わって飽きない。一度遊んだ章も何度でも挑戦できるのでリプレイ性が抜群。
- 協力ゲームで有名な「ito」を更に難しくしたようなプレイ感で、協力ゲーム好きには刺さる。
- 作戦会議フェイズで相談し合って、配置フェイズでは無言でカードを出す緩急が楽しい。
- たった24枚のカードしか使っていないのに、ゲーム性がしっかりしている。
- アートワークや時計モチーフのデザインが世界観が感じられて素晴らしい。
- 試練をクリアしても失敗しても、最後の答え合わせの時間が楽しい。
- 一緒に遊ぶ相手によって難易度がかなり変わる。ボードゲーム初心者には難しいかも。
- 会話をしながらわちゃわちゃ楽しみたい人には向かない。
まとめ・感想
「テイク・タイム」は、数字カードを並べるだけのシンプルなゲームに見えて、実際には驚くほど濃密なコミュニケーションが生まれる協力ゲームです。
会話禁止という制限があるからこそ、「この人ならこう考えるはず」という読み合いが生まれ、成功した時の一体感はかなり強いです。
シナリオによって少しずつ新しい条件が追加されるため、同じことの繰り返しになりにくく、最後まで新鮮な気持ちで遊べるのも魅力でした。
初心者でも遊びやすい一方で、経験者同士だとさらに深い駆け引きが楽しめるため、幅広い層におすすめできる作品です。
是非遊んでみてください。


コメント